2025-09-03から1日間の記事一覧
文心雕竜は、六朝時代の文学家、劉勰(りゅうきょう)が表した文学理論書で、西暦501年ごろに成立した。全10巻、上下各25編の計50編からなり、中国の文学批評史上初めての、厳密に体系化された理論書と言われている。 上編は「原道」など全体の綱領…
『東京夢華録』は宋代の孟元老が記した散文で全10巻からなる。12世紀初頭、北宋の都・東京の様子を描いたもので、宮城の配置や城下町のさまざま店舗、祭りや祝日、衣食や歌、踊り、劇など内容は多岐にわたり、当時の王侯貴族や庶民の日常生活を知ること…
『法苑珠林』は唐の総章元(668)年に道世が完成させたとされる仏教書籍。「融通無碍な仏法の珠玉の一切を集めた」というタイトルの通り、全100巻にわたって仏教の教義などに関する解説がなされている。 『法苑珠林』では仏教の基本理念について、時空観や宇…
『聊斎志異』は1680年に完成した清代の短編文言小説集で、作者は蒲松齢(1640-1715)。「聊斎」は蒲松齢の書斎名であり、書名は「聊斎で奇異物語を記す」の意。巷に流れていた口伝の物語を書き記したものとされており、全部で400編以上の物語が存在する。そ…
『石頭記』は中国四大名著の1つと呼ばれる『紅楼夢』の別名。作者の曹雪芹(1715~1763)はもともと『石頭記』として執筆していたが、未完のまま死去。その後写本が盛んに行なわれるうちに、『紅楼夢』というタイトルがつけられるようになった。章回体の形…